会長挨拶

西澤  茂

この度、第24回日本間脳下垂体腫瘍学会を2014年2月21日、22日の両日わたり、浜松医科大学第2内科学教室 沖 隆 先生とともに、アクロス福岡(福岡市)にて開催させていただくことになりました。伝統のある本学会を主催・開催させていただくことを教室員一同大変光栄に存じております。副会長の沖 先生とともに、実り多い学会になるよう鋭意準備をしております。

第24回日本間脳下垂体腫瘍学会では主題を「コントロール良好例と不良例—その違いを検証する」とさせていただきました。間脳下垂体腫瘍に対して手術治療をおこない、また内科的治療をおこなっても、ある症例では良好な結果を得られても、なかなかコントロールが困難な症例があることは日常診療上よく経験することです。その違いが腫瘍そのものの生物学的違いに由来するものか、あるいは治療方法に違いがあったのか。その違いを検証することで、間脳下垂体腫瘍に悩む患者さんに今後さらにより良い治療を提供できるようになるのではないかと考え、このような主題とさせていただきました。主題に沿って、7つのシンポジウムを企画させていただきました。それぞれのシンポジウムにおいて、基礎医学的、病理学的、内科学的、そして脳神経外科学的に検証していただきたいと思っております。

海外からは Helmut Bertalanffy 教授 (Hanover, Germany)とYu-Shu Yen 教授 (Taipei, Taiwan) を招待し、特別講演をしていただきます。Helmut Bertalanffy 教授には「頭蓋咽頭腫の外科治療」「視神経—視床下部グリオーマの外科治療」について、Yu-Shu Yen 教授には「間脳−下垂体腫瘍に対する神経内視鏡手術 –update」について講演していただきます。本邦からは埼玉大学国際医療センターの松谷 雅生 先生に「胚細胞性腫瘍治療の現状と将来(仮)」、独立行政法人国立病院機構京都医療センター臨床研究センター長の島津 章 先生には「機能性下垂体腫瘍に対する最新の内科的治療(仮)」、産業医科大学医学部公衆衛生学教授の松田 晋也 先生には「間脳下垂体腫瘍−DPCから見た解析(仮)」についてご講演いただく予定です。

また、「神経内視鏡を用いた下垂体腫瘍摘出術-hands on」も例年通り開催させていただきますが、やや趣きを変えて講義の時間を設定し、その後実習していただくようにいたしました。これに加え、ランチョンセミナー、イブニングセミナーも企画しております。

博多には食ではまず全国のどこにもひけをとらない美味なお店がたくさんございます。学会を終えて街にでれば、一日の疲れを癒されると思います。

どうか、多くの先生方にご参加いただけますよう、謹んでお願い申し上げます。

第24回日本間脳下垂体腫瘍学会会長
産業医科大学脳神経外科教授
西澤 茂

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